週刊SPA連載ののんだくれ時評第5弾刊行を記念しまして坪内氏、福田氏の著書を集めました。文壇のゴシップが活字で読めるのはもはやこの2人の対談ぐらいでしょう。猪瀬元都知事ネタには何度も笑いました。「噂の真相」があった頃は、盛んに作家の私生活とか暴露されていましたけど、いまやほとんど知りえません。作家がもはや文化人の中心ではないことと、特に一般の人にとって作家という存在は関心事ではなくなったのでしょう。顔出しすぎているせいか、作家は特別扱いされなくなりました。書店員にとって作家はいまでも崇拝する特別な存在です。先生生たちはそれで満足なのでしょうか。もっと文壇はかつてのような輝きを取り戻してほしい。読者が憧れる謎に包まれた神秘的、かつ知的集団であってほしい。
文壇アウトローズ
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