中山店長のブログ

年末年始に、新潟で食べるなら、今年はこの1冊。「自遊人」編集長・岩佐十良氏による自ら歩いてセレクトしたお店のみ。古町のお店が複数掲載がうれしい。

新潟日報事業社 本体1600


今年も12月23.24日にサンタがやってきます。当店で500円以上のお買い上げのお客様に、6.7番町を歩いているサンタを見つけて、レシートを見せるとプレゼントがもらえます。

 中越沖地震が発生して3ヶ月。震災に関する様々な本が出版されています。その中でも今月紹介する 「海を抱いたビー玉」(山海堂のち小学館文庫」)は売り上げの一部を被災地復興のための義援金として、さらに被災者 の心のケアとして、物心両面から励ましてくれる本です。
 この物語は山古志村で被災した家族と少年が登場します。被災した直後の状況、自宅の倒壊、避難所生活、 仮設住宅。これまで小説としてあまり語られなかった被災地の現状と被災者の心情。どうしても悲壮感が 漂うところを、この作品は人間の心を持ったボンネットバスや手にしたものに勇気を与える青い不思議なビー玉を使うことによって、ファンタジーというオブラートに包んでいます。また被災地へ取材した 著者だからこその優しいまなざしと復興への励ましが感じ取れます。
 昭和40年の瀬戸内海の小さな島で、バスの運転手の親子の愛情によって魂を持ったいすゞBX341 のボンネットバス。やがて老朽化するなかで、広島県にある福山自動車時計博物館に助けられます。
そこでボンネットバス仲間に出会います。職人さんの手によって見事に修理された彼は評判を呼び、 そして、湯沢にある企業によって買い取られ、ついに新潟へ旅立つことになります。時代を超え、運命
に導かれながらボンネットバスが旅をしていきます。各地でボンネットバスの魅力に 取り付かれた大人たちと不遇にも負けず成長していくバスに乗る少年たちと出会います。 モノと人の心の触れ合いが、登場人物の傷ついた心を癒してくれると同時に読者の心も気持ちよい 感覚にしてくれます。
 廃車寸前のボンネットバスを蘇らせた職人の榎さんも湯沢の町おこしでボンネットバスを買った 森下企業の高橋さんも、みんな実在する人物で、たんなるフィクションではなく実話を元に作られてい
ます。フィクションとノンフィクションの間で織りなす優しく癒しのハーモーが心に響き渡ります。思わず幸せのため息をつく感動作。読み終わったら、現在も実際に走っている湯沢のボンネットバス に乗りたくなりますよ。

「海を抱いたビー玉」小学館文庫



誠に勝手ながら下記期間の営業時間を変更させていただきます

8月11日(日) 10時~19時

8月12日(月) 10時~19時

8月13日(火) 10時~18時

8月14日(水) 10時~19時

8月15日(木) 10時~19時

4月27日(土)          通常営業 

4月28日(日)          10時~19時   

4月29日(月)          10時~19時

4月30日(火)~5月2日(木) 通常営業

5月3日(木)〜4日(土)    10時~19時

5月5日(日)           10時~18時

5月6日(月)           10時~18時

※期間中、誠に勝手ながら営業時間を一部変更させていただきます                  

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